採用サイトや会社紹介に社員インタビューを載せたい。でも、出演をお願いする社員から「カメラの前でうまく話せるか不安」と言われ、準備の仕方に迷うことがあります。
実際の撮影でも、緊張している方は多い印象です。営業職など普段から人前で話す方は自然に話せることもありますが、すべての社員が話すことに慣れているわけではありません。
大切なのは、立派な答えを暗記してもらうことより、話しやすい状態をつくることです。FUKADA CREATIVEでは、事前に質問を共有し、必要に応じて顔合わせを行い、当日も普通の会話から始めています。
撮影前に質問を送り、話す内容を想像できるようにする
何を聞かれるか分からないまま撮影日を迎えると、出演する社員の不安は大きくなります。そのため、事前に質問を送り、どのような内容を話すのか確認できるようにしています。
例えば、採用向けのインタビューなら、次のような質問が考えられます。
- 今の仕事を選んだ理由
- 普段担当している仕事
- 仕事をしていて印象に残っている出来事
- 職場や一緒に働く人の雰囲気
- これから入社する人へ伝えたいこと
回答を一字一句決めるためではなく、本人が自分の経験を思い出し、話す準備をするための質問です。会社として伝えたい内容がある場合は、それも撮影前に共有します。採用ページ全体で必要な素材は、採用サイトに必要な写真の準備リストも参考になります。
電話やオンラインで、先に顔を合わせることもある
撮影内容によっては、電話やオンラインで事前に顔合わせをします。
撮影を担当する人の顔や話し方が分かるだけでも、当日に初対面でカメラを向けられる場合とは緊張の度合いが変わります。顔合わせでは、インタビューの目的や質問内容、当日の流れも確認します。
企業担当者と制作側だけで打ち合わせる場合も、出演する社員へ質問と撮影の目的を事前に伝えておくと、当日の戸惑いを減らしやすくなります。
当日は、いきなり本番に入らず普通の会話から始める
撮影当日は、カメラの前に座ってすぐ質問を始めるとは限りません。まずは普通の会話をしながら、その方の話すペースや緊張の様子を見ています。
普段の仕事や撮影場所について話しているうちに、表情や声が少しずつ自然になることがあります。一人ひとりの様子に合わせて、話しやすい質問から進めることも大切です。
インタビューは、用意した文章を間違えずに読む場ではありません。その人自身の言葉が出てくるよう、会話を続けながら撮影を進めます。
仕事風景は、社員と話しながら動きや場所を整える
インタビューと一緒に、社員が働いている様子を撮影することもあります。
その場合も、「何か仕事をしてください」と任せるだけではなく、社員と話しながら動きや立ち位置、撮影する場所を調整します。普段の仕事を確認したうえで、動画で伝わりやすい動きや画角を考えていきます。
撮影前にすべての動作を決める必要はありません。現場を見て、仕事の邪魔にならない範囲で相談しながら整えます。写真と短い動画をまとめて準備する場合は、写真と動画を同日撮影する際の進め方も確認できます。
映ってはいけないものを、撮影前に確認する
良い画面をつくることと同時に、見えてはいけないものの確認も必要です。
パソコンの画面、顧客情報、机の上の書類、社内掲示、商品名や開発中の資料など、公開できないものが背景に入ることがあります。撮影場所を決めるときは、企業担当者や現場の社員と一緒に確認し、片づけるか、カメラの向きを変えて対応します。
インタビューの内容だけでなく、背景まで確認しておくと、撮影後に「この場面は使えない」となるリスクを減らせます。
企業担当者が撮影前に確認したいこと
出演する社員へ依頼するときは、次の内容を一緒に伝えておくと準備しやすくなります。
- 動画を掲載する場所と目的
- 当日に聞く予定の質問
- 撮影にかかる時間と場所
- 服装や持ち物についての指定
- 背景に映してはいけない情報や物
社員インタビューでは、話すことが得意な人だけを前提にしない準備が大切です。質問を先に共有し、必要に応じて顔合わせを行い、当日は普通の会話から始める。そうした時間を含めて撮影を組み立てることで、出演する方も参加しやすくなります。
※表紙は社員インタビュー撮影の準備を表した生成イメージです。特定の撮影案件の実写写真ではありません。
