JOURNAL / 2026.08.10

陶器を360度ぐるっと見せる商品撮影|15点を1日で撮影した現場

撮影準備

大型照明と回転台、確認用モニターを使って陶器を360度撮影している現場

陶器は、正面の写真だけでは形のふくらみや背面の表情まで伝えにくい商品です。釉薬の模様や光の反射も見る角度によって変わるため、オンラインで販売・紹介する際には、複数の方向から見られることが安心材料になります。

今回は、ネット上で陶器をぐるっと回して見せるための360度商品撮影を行いました。撮影したのは15点。設営から確認まで含め、丸1日かけて進めた実際の撮影現場をご紹介します。

360度表示のため、陶器を全方向から撮影

360度表示では、陶器を少しずつ回しながら一周分を撮影し、複数の写真を連続して表示します。閲覧する人は画面上で商品を回し、正面だけでなく側面や背面まで確認できます。

なめらかに回って見えるようにするには、各方向の写真で陶器の位置や大きさ、カメラとの距離が大きく変わらないことが大切です。カメラと背景を固定し、陶器を一つずつ入れ替えながら全周を撮影しました。

照明は全体に回し、大きな影をつくらない

今回の撮影では、大きな面の照明を左右から当て、陶器全体に光が回るようにしました。見る角度が変わっても大きな影が目立たないようにするためです。

陶器は形や表面の仕上げによって光の見え方が変わります。明るさをそろえるだけでなく、立体感や釉薬の表情が分かることも確認しながら進めました。

15点を丸1日かけて順番に撮影

1点につき一枚だけ撮る通常の商品撮影と比べ、360度撮影では一周分の写真が必要です。向きを変えながら撮影し、画像の位置や明るさを確認してから次の陶器へ進むため、点数以上に工程があります。

今回は15点を丸1日かけて撮影しました。すべての陶器を同じ見え方にそろえながら、それぞれの形や表面も分かるように、一点ずつ確認しています。

別画面でクライアントに確認してもらいながら進行

撮影した画像は、その場で別画面に表示しました。カメラの小さな画面だけでなく、より大きな画面でクライアントにも確認してもらいながら撮影を進めています。

明るさや色、陶器の向きなどを現場で共有できるため、撮影後に「イメージと違った」という行き違いを減らしやすくなります。360度表示のように複数の画像を組み合わせる撮影では、途中で見え方を確認することが特に重要です。

360度撮影では、写真同士のそろい方も大切

360度商品撮影は、一枚だけをきれいに仕上げる撮影ではありません。一周分の写真を並べたときに、位置や明るさが自然につながって見えることが完成度を左右します。

照明、カメラ、背景を安定させ、クライアントと確認しながら一点ずつ進めることで、ネット上でも陶器の形や表情を多方向から見られる素材に仕上げました。